目の充血について!目が赤くなる原因と対策
「目が充血して赤くなってしまった・・・」
皆さん、このような経験をされたことがあると思います。

では、なぜ目が充血するのかご存知でしょうか。
身近な原因だけではなく、目の病気が原因となってしまっている場合もあるのです。
そこで今回は、目が充血する原因と病気について、そして自分でできる対策や治療法についてご説明していきたいと思います。
目が充血、目が赤くなる原因や病気はなに
【目が充血する原因とは?】
目が充血する原因としては、以下の4つが考えられます。

①外からの刺激
目の充血は、外から刺激があったときに起こることがあります。
外からの刺激とは、以下のようなものです。
◎目にゴミが入ったとき
◎目をこすりすぎたとき
◎長い時間紫外線を浴びたとき
◎プールで泳いだとき
②眼精疲労
眼精疲労とは、目を酷使することによって、目の周りの筋肉が疲れてしまうことです。
症状の1つに、目の充血があります。
③ドライアイ
ドライアイも目が充血する原因となっています。
パソコンなどの使用によって、瞬きする回数が減ってしまっています。
瞬きが減ると、目が乾燥してしまうので、ドライアイになるのです。
④コンタクトレンズ
コンタクトレンズを付けていることで、目が乾燥しやすくなり、目が充血することがあります。
【目が充血する病気とは?】
目が充血してしまう病気には、以下の5つがあります。

1.流行性角結膜炎
「流行り目」とも呼ばれ、ウイルス感染によって起こる目の病気です。
症状の1つに、目の充血があります。
2.急性出血性結膜炎
急性出血性結膜炎は、ウイルス感染によって起こります。
3.角膜ヘルペス
4.急性閉塞隅角緑内障
隅角という部分が塞がり、眼球を満たしている体液が排出されなくなって起こる目の病気です。
5.淋菌性結膜炎
「膿漏眼」とも呼ばれています。
ここでは目が充血する原因と病気について見てきました。
目の充血は、目にゴミが入ったり、眼精疲労などが原因となるだけではなく、目の病気の可能性があることも分かりました。
数日経っても目の充血が治らない場合には、眼科を受診するようにしてください。
疲れると目が充血する!目が赤くなると疲れ目のサイン
目が充血する原因には、以下の4つが考えられます。
(1)外からの刺激
(2)疲れ目
(3)ドライアイ
(4)コンタクトレンズ
(1)の外からの刺激とは、目にゴミが入る、長時間紫外線を浴びるなどを指します。

(3)や(4)については、目が乾燥することが原因となっています。

では、なぜ(2)の疲れ目によって充血が起こるのでしょうか。
そこで今回は、目の充血と疲れ目の関係についてご説明していきたいと思います。
【目の充血と疲れ目の関係とは?】
何か物を見るとき、目はピントを合わせようとします。
目のピントは、「水晶体」と「毛様体筋」が働くことによって合うのです。
水晶体とは?:ピントを調整する役割を持っており、凸レンズの形をしています。
毛様体筋とは?:水晶体の厚さを調整する役割を持っています。
疲れ目とは、毛様体筋が酷使されることによって、疲れてしまった状態を言います。
疲れ目になると、結膜(=白目)にある毛細血管が膨らんで浮き出てしまいます。
この毛細血管の浮き出た状態が、目の充血ということになります。
ここでは目の充血と疲れ目の関係について見てきました。
疲れ目になると、結膜の毛細血管が拡張してしまうことによって目が充血してしまうことが分かりました。

言い換えると、「目の充血=疲れ目のサイン」ということにもなります。
全ての目の充血の原因が疲れ目であるとは言えませんが、「目が赤くなって充血してきたかな?」と感じたら、疲れ目かもしれません。
目を休めたり、マッサージをするなど、疲れ目対策をするようにしましょう。
目の充血や赤くなった時の対策と治療
「目が充血して赤くなっている・・・」
こんな状況になったとき、皆さんはどのような対策をとりますか?
今回は、目の充血に効果的な対策を治療法についてご紹介していきます。

【目が充血したときの対策とは?】
目が充血したときにとると良い対策には、以下の3つの方法があります。
①目薬をさす
目の充血を早く治したい場合には、目薬が効果的です。
②目を冷やす
目の充血は、結膜(=白目)に毛細血管が膨らんでしまうことによって起こります。
目を冷やすことによって、毛細血管が収縮し、充血が治まるのです。
目が充血した場合には、濡れタオルなどで冷やしてみると良いでしょう。
③目の潤いを補う
目が充血する原因の1つに「目の乾燥」があります。
コンタクトレンズを着用している方やドライアイの方は、目の乾燥に注意し、目の潤いを補うようにしましょう。
目の潤いを補う方法としては、以下のようなものがあります。
・瞬きを意識して行う
・目薬をさす
など
【目が充血したときの治療法とは?】
上記で紹介した方法を行っても目の充血が治らないこともあるかと思います。
その場合は、速やかに眼科を受診するようにしてください。

では、眼科で目の充血を治療する際には、どのような方法を用いるのでしょうか。
目の充血で用いられる治療法は、「目薬の処方」です。
目が充血している原因を突き止めて、それに合った目薬が処方されるのが一般的な治療法となっています。

例えば、目の充血の原因がウイルス感染の場合、殺菌や抗菌作用のある目薬が処方されることになります。
眼科では、どうして目が充血しているのかという原因に基づいて治療を行ってもらえるので、自分で治すよりも早く治る可能性があります。
まとめ
目が充血して赤くなってしまう原因から、充血してしまったときの対策と治療法についてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?

日頃から目を洗うなど、ごみなどが入らないように気を付けたり、紫外線や乾燥に注意して充血しないように予防していきましょう。
そしてここで紹介した対策法を行っても目の充血が治らない場合には、眼科の受診をおすすめしますが
まず自分で目の充血を治してみるには、①目薬をさす、②目を冷やす、③目の潤いを補うという3つの方法を試してみて下さいネ。