暗くなると見えにく鳥目・夜盲症のビタミンAの関係と改善!
鳥目や夜盲症とは暗い場所で視力が極端に悪くなり目が見えなくなる病気の事です。
夜盲症でない人は暗闇の中にある程度いると目が慣れてきて、障害物の存在など、なんとなくでも見えるようになってきますが、鳥目(夜盲症状)の人は暗い所で一切目が慣れてくるという事はありません。
程度によって数時間経つと少し見えるようになる人もいますが、夜盲症の人は夜や暗い場所では、ほとんど何も見えていません。
明るいところから暗いところに行くと、一時的にモノが見えづらくなりますが、段々と目が暗さに慣れることによって、次第に見えてくるようになります。
これを、暗順応(あんじゅんのう)と言います。
しかし、夜盲症になると、暗順応の機能が上手く働かなくなってしまうため、暗いところではモノが見えづらいままになってしまうのです。
特に気を付けたいのは夜の車の運転です。障害物や人が見えないときがありますので、非常に危険です。鳥目・夜盲症が改善されていないときは夜間の車の運転は控えるようにしましょう。

暗順応検査や、視力、視野、網膜電位検査などで夜盲症かどうかを診断されます。
鳥目(夜盲症)にはビタミンAの摂取をおすすめします。または鳥目用の眼鏡のレンズもあり鳥目・夜盲症の人にはおすすめです。
また鳥目や夜盲症の人はルテインサプリも人気があります。
ルテインサプリでは、めなりがいちばんおすすめです。
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夜盲症の診断方法
夜盲症と診断するには、次に挙げるような検査を行った上で判断します。
眼底検査
眼底とは、眼球の後内壁面を覆う網膜を言います。
眼底検査では、検眼鏡や眼底カメラを使用して、眼底の血管や視神経を観察します。
夜盲症の症状がある方の眼底では、特徴的な所見が見られるので、眼底検査の結果で夜盲症の診断は可能ですが、他の検査も合わせて行った上で判断されることが多いようです。
網膜電位検査
網膜電位検査とは、網膜の働きが正常かどうかを調べる検査です。
心電図のように、電位の変化を記録して行います。
暗順応検査
暗順応検査とは、どの程度の暗い光まで分かるのかを調べる検査です。
夜盲度合いが分かります。
視野検査
視野計を使用して、一点を注視したときに周りに見える範囲を調べる検査です。
左右別々に検査を行います。
診断まとめ
様々な検査を行った上で、夜盲症の診断が行われます。
「夜になるとモノが見えずらい」とお悩みの方は、一度眼科での受診をおすすめします。
鳥目・夜盲症は治るの?原因と改善法は
・夜盲症(鳥目)の原因
夜盲症には先天性と後天性の二通りの原因があります。さらに先天性の夜盲症には進行型の先天性進行型夜盲症と、あまり進行しない先天性非進行性夜盲症があります。
先天性進行型夜盲症の代表的な症例には、網膜色素変性症があげられます。
これは、光を感じる網膜の部分に異常が生じる遺伝的な要素が関係する病気で、暗順応が難しいだけではなく、視野が狭くなる視野狭窄や視力の低下などが見られ、難病に指定されています。
一方の先天性非進行性夜盲症は、幼少期に夜盲症を発症してもそのまま進行はせず、視力や視野などに異常をきたすことはないので、暗いところ以外は普通に生活を送れます。
後天性の夜盲症には、網脈絡膜炎などの網膜疾患や、ビタミンA欠乏症による夜盲症などがあります。
・ビタミンA摂取で改善される夜盲症
鳥目・夜盲症はビタミンAと関係が深いです。
網膜にあるロドプシンという物質は暗がりの中のわずかな光に反応して分解される性質をもっています。そしてこのロドプシンの分解刺激が脳に伝わり暗順応がおきます。
ロドプシンを作る作用をもつビタミンAが不足してしまうと、ロドプシンが作られなくなり暗順応が正常に出来ない夜盲症状がおきます。
この場合はビタミンAを摂取することで夜盲症は改善されます。それ以外では視力を回復させる為に血行を促進したり、外眼筋肉を鍛えたり、遠近体操などで毛様体を鍛えるトレーニングなどが有効です。
夜盲症の予防や回復に効くビタミンA
ビタミンAは、脂肪に溶ける脂溶性ビタミンの一種で、体の生育や生殖機能を維持したり、暗順応(暗い場所でもある程度目が見える目の環境順応性)、皮膚の保護といった機能を維持する働きを持っています。
また緑黄色野菜に多く含まれるカロテンは小腸でビタミンAに変化します。
ウニやうなぎ、レバー、卵黄といったレチノールを多く含む食品や、ニンジンやカボチャ、ほうれん草などのカロテンを多く含む緑黄色野菜は、体内でビタミンAとして働きます。
またチーズやバターなどの乳製品にもビタミンAが豊富です。
緑黄色野菜
このようなビタミンAを多く含む食品を意識して摂取する事で、網膜のロドプシンが正常に作られます。
このビタミンAにはドライアイにも効果があるので、目を酷使する人やドライアイの症状の人にもおすすめの栄養素です。
レバー
ただしビタミンAは過剰に摂取すると頭痛や吐き気などの症状が引き起こされてしまうので、あくまでも適量の摂取が大切です。
夜盲症・鳥目におすすめの目薬
冒頭で、『夜盲症になった原因によっては、目薬で夜盲症対策をすることが可能である』と述べました。
このように、目薬で対策が可能な夜盲症は、「ビタミンAが不足してしまったことが原因で発症した後天性夜盲症」です。
先天性夜盲症は、遺伝が原因であると言われていますが、はっきりとした原因は不明です。
また、確実な治療法も確立されていないため、治すことが難しいのが現状です。
一方で、ビタミンAの不足による夜盲症であれば、ビタミンAを補ってあげることによって治していくことが可能です。
つまり、夜盲症の対策におすすめの目薬とは、「ビタミンAが配合されている目薬」です。
では、なぜビタミンAなのでしょうか?
それは、ビタミンAには、暗順応に必要な「ロドプシン」という物質を作る作用があるからです。
網膜に存在するロドプシンは、暗いところでのわずかな光に反応して分解されます。
その刺激が脳に伝わることで、暗順応が起こります。
しかし、ビタミンAが不足してしまうと、合わせてロドプシンも少なくなります。
ロドプシンが少ない状態のために、暗順応の機能が上手く働かない夜盲症となってしまうのです。
なので、ビタミンAをしっかり補えば、ロドプシンも増えていき、夜盲症を改善していくことができます。
鳥目用(夜盲症)のメガネの効果!コンタクトはあるの?

先天性夜盲症の人は網膜が光刺激に弱いという特徴があり、また光が当たることで病気が進行してしまうといわれています。そのため、眩しさを極力感じないように光をカットしていく遮光眼鏡が有効です。
また後天性夜盲症の場合も、明るい場所と比較して暗い場所では視力が低下したり視野が狭くなったりします。そんな不便を少しでも解消するための眼鏡レンズがあります。
■鳥目用レンズ
・JINS(ジンズ)「JINS DRIVE LENS」
夜でも明るさを保てるように可視光線透過率が84%と低くなっています。
・愛眼「With Drive 2 NIGHT &DAY 」
特殊遮光素材を用い、夜間のヘッドライトや常夜灯の光の拡散を減らしたり夜間や雨天時のアスファルトやコンクリートの反射を抑えてくれるので、地面が見えやすくなります。
・眼鏡市場「ALL-DRIVE」
なお、コンタクトに関しては、鳥目に効果的なレンズは確認出来ませんでした。